鈴木悦郎先生の個展に三女とお邪魔したお話!

この文章は2005年7月に記したものをまとめたものです。アルピーノでの個展は、夏と冬の年2回恒例で開催されているそうです。次回の開催が楽しみですよね!


2005年7月。日曜日、行ってまいりました。オノボリです。
ほぼ(ナント)はじめてのトーキョー、を経て、埼玉(さいたま)のフランス料理・レストランウエディング アルピーノさんで、7月7日まで銀花ギャラリーで行われている、

鈴木悦郎 絵展楽  へ、です!

鈴木悦郎先生は、当HPでもご紹介させていただいている「ぎんのすず」(ぎんのすず幼教出版株式会社)の素敵なイラストをたくさんお描きになった画家でいらっしゃいます。

アルピーノの個展では、幼児向けの「ぎんのすず」の童画とはまた趣の異なる、美しいアクリル画をたくさん展示なさっています。

鈴木悦郎展



わー、本当に行ってしまったのです、関西から!
極度の方向音痴、今にも泣き出しそうな空模様、しかも日帰り、コメダワラ・三女ツキ、という四面楚歌的状況の中、恐れ多くも本当に新幹線で飛んで行ってしまったのです。

お世話してくださいましたKさま、突然の訪問にもかかわらずご親切にしてくださいましたギャラリーのみなさま、はじめから終わりまで頼もしく強力にエスコートしてくださいました絵本友だちのMさま、急遽駆けつけてくださいました絵本友だちのHさま、本当にありがとうございました!

たくさんの方々の温かいご親切をいっぱいいっぱいいただいて、なんと、私たちは、
鈴木悦郎先生に直接お会いする機会に恵まれたのです!
感激・・・。

鈴木悦郎先生はなんと御歳82歳でいらっしゃるのですが、ギャラリーにお見えになった先生は、お写真で拝見するよりも想像よりもずっとお若くて、いきいきとお元気そのもの!でした。
そしてに始終にこにことギャラリーのお客様やスタッフの方々と気さくにお話くださって、私たちにも、たくさんおしゃべりしてくださったのです!
うわー・・・。

私たちはとても幸運だったので、本当に、ここにはとても書きつくすことができないくらいいろいろとご親切にしていただいて、身もふるえるような、身に余る光栄をいっぱいいっぱい頂戴してしまいました。
特に三女は赤ちゃんの特権で、なんと先生のご長男様にずっと抱っこしていただいて可愛がっていただいて、ずっとご満悦・にこにこで比較的おとなしくしていてくれました(あくまで普段と比較して、ですけれども・・・やはりぱたぱたと走り回りはしゃぎまわってご迷惑をおかけいたしました。温かく見守ってくださったみなさま、本当にありがとうございました)

図々しくおしかけて、ワカゲノイタリで(笑、もうワカクない部類カモ)たくさん企業秘密を質問してしまったにもかかわらず、いろいろ貴重なお話をお聞かせくださいまして、本当にありがとうございました。

その一部をご紹介・・・。

・・・この個展の絵はアクリルでお描きになられたのですか?
そうです。アクリルは乾くのが早いのですよ。

・・・「ぎんのすず」のイラストは、水彩ですか?
いいえ、あれは、アメリカ製のカラーインクを使ってね。

ぎんのすず

(←がんばって集めている私物の「ぎんのすず」コレクション)

カドリーユ


・・・たとえばこれらの個展の絵の一枚の絵の制作に、どれくらいお時間をおかけになっているのですか?
最初から完成まで一枚ずつ、という形ではなく、何枚か同時進行で描くのですよ。一つの絵を乾かしている間に、次の絵・・・と。

・・・この個展のイラストを拝見しても、たくさんの幻想的で個性的なモチーフがあるのですが、このようなイメージはどこからくるものなのですか?
どこからでもです。例えば朝新聞を読んでいて、見た写真などから、自分の中のイメージと結びついてぱっとひらめくことがあります。そうすると、すぐにスケッチブックを出して、描きます。家にはそういったスクラップがたくさんありますよ。

・・・つまり、ものすごくイメージのストック、創造力の引き出しが豊富なのですね!


先生が指を折って数えてくださったのですが、かれこれ60年以上ひとすじにお描きになられているのですって!
そしてこれがいちばん嬉しく頼もしかったことなのですが、先生が現在もますますお元気で、次なる作品への創造力、意欲がまったく衰えず、ますますみずみずしく満ち満ちてあふれてでいること

これが、お写真で拝見したよりも、お若く輝いて見えた原因なのですね・・・と、感動しきり。

ャラリーのほかにも、アルピーノの店内のそこここに、先生のお描きになった絵が飾られていて、見所たっぷり堪能しました。ちょうど、併設の教会では、結婚式がとりおこなわれている最中で、きれいな花嫁さんも拝見できたし、何だか素敵。
お土産にお菓子を買うと、先生のイラストの包装紙や箱、袋で包装してくださって(これが目当てだったのですヨ)、これで宝物がまたどっさり増えました。ポストカードも販売されていて、これならばおみやげにいっぱいつれて帰れます。

アルピーノの包装紙

←お留守番してくれた家族へのおみやげ。お箱の中身は早速美味しくいただきました♪

先生に快く許可をいただいたので、ギャラリーの雰囲気など少し載せますね。ただしデジカメでは、どう頑張っても、原画の息も止まるような美しさを再現することは不可能です。ほんとに幻想的で美しいのです・・・。
まるで繊細なウェディングケーキや、華奢なトリュフチョコレートの表面のような、アクリル画の微妙に立体的な箇所も見逃せません。やさしいラベンダーやブルーの美しいイラストは、繊細な和菓子のように、一流パティシェの洋菓子のように、どこかとろけるように美味しそうですらあって、視覚だけでなく味覚さえ刺激されてしまうのです。
ちなみに、展示の原画はほとんど搬入時に購入予約が入ってしまうそうで、展示期間中に追加の作品を持ってこなければならないくらい、人気が高いのだそうです!納得!

宴の月 楽園

アルピーノでの個展は12月にも予定されており(毎年6月、12月に行われているそうです!)、この秋完成のアルピーノのイタリアンレストランには、悦郎先生デザインのステンドグラスが飾られているのですって!さぞかし映えて、美味しいお食事にさらに華をそえることでしょう・・・。
ますますのご活躍を心よりお祈りしております!!

こぼれ話を少しばかり・・・
会場には、さまざまな方がお見えだったのですが、なんと幸運な偶然にも、田村セツコさんにお会いすることができたのです! そのキュートなお姿、イラストどおり!

目も身も心もお腹も幸せいっぱいに満たされて、ついに眠りこけたコメダワラ・11キロ・三女をかついで、名残惜しいながら会場を後にした私たち・・・を、待っていたかのように、電車からみる窓景色は、雨模様。トーキョー見物したかったのですが、もともと時間的余裕が少ないことに加えて、ツケモノイシ・11キロ・三女が新たな荷物と化した上にかさ+カチ(徒歩)のサンジュウクに負けて、どきどきトーキョー見物は泣く泣く次なる機会にゆずることに・・・。(おかげで、東京駅で急遽Hさまにもお会いできました♪)
けれど、当日の天気は、今にも泣き出しそうな曇り空だったのですが、結局、埼玉ではひとしずくの雨にもあわず大丈夫だったのです!
帰り着いた自宅最寄の駅でも、一瞬雨が上がっていて、荷物(大事なサイン本)も三女もぬらさずに無事帰宅できたのです!

お天気にも恵まれて、何もかも本当にありがたすぎる充実した一日でした。

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