ねずみのびょうき

ねずみのびょうき

文・小野美樹 絵・鈴木悦郎

「ぎんのすず」第33巻10号1月号

昭和56年

ぎんのすず幼教出版株式会社

ねずみのびょうきin

「やねうらよりほかへはけっしていってはいけません」
しんぱいやのおかあさんねずみにいわれていたのに、知りたがりのねずみのぼうやは、こっそり夜更けに屋根裏の外へ。
「おい!」と、声をかけられてびっくりすると、そこには、どぶねずみのどぶくんがいました。

「あのことあそぶんじゃないよ」
おかあさんに言われていたことばを思い出しましたが、どぶくんはおひとよしのよう。
いっしょに遊ぶと、ぬれたお野菜をたべたり、マンホールの下をくぐったり、いろんなことを知っていて楽しいのです。

ねずみのびょうきin

 

ねずみのびょうきin

ところが、朝まで夢中で遊んで、びしょぬれのまま帰ってきたねずみのぼうやは、昼から熱を出してしまいます。おかあさんは、どぶくんのせいだとおこるのですが・・・。

二匹のねずみにたくして、どこにでもいる実際の人間の母と子の姿を描いた寓話。
「おとなたちが、故もなく事故の偏見や好みによって結ばれない障壁を作ってはなりません。」
と、表紙裏の著者の小野美樹さんの「おはなしのねらい」にあります。

愛らしく気品のあふれる絵で、二組のねずみをいきいきと描いた美しい物語。
ねずみのくらす町並みのなんでもないひとコマが、はっとするくらい魅力的。


★画家の鈴木悦郎先生の許可を得て画像を掲載しています。無断転載等はどうぞご遠慮くださいませ。

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