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ちびっこ絵本15 『そんなこいないか たつみせいかぶん すずきえつろうえ ポプラ社 昭和45年 品切れ |
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やあい、 そんなこいないか、 口調のよい、けれどはやしたてるような、どきりとする言葉ではじまって、どきりとする投げかけの言葉で終わる、どきどきのとまらない短いテキストが、22編。 ・・・ などなど、ちょっぴりはめをはずしたいたずらっこをちくりとたしなめるような、一つ一つの詩ごとに、華やかでモダンで、時にちくりとするイラストが一場面、見開きいっぱいに描かれています。 当時の親たちが子どもに使っていたなつかしい言葉などがしばしば出てきて、あの日のいたずらをとがめられているような、思わずうろたえて、「ごめんなさい」と、しゅんとうなだれてしまうような、そんな気持ちになってしまうかも・・・? |
【「おりこうあっちゃん」は、いわゆるしつけの本ではありません。いろいろな社会道徳とか、わるいくせに気づかせるという立場から、書いてみました。”そんなこ いないか”という間接的なよびかけは、そうした意味です。】 と、テキストの作者の巽聖歌さんのあとがきにあります。 「おりこうあっちゃん」とあるのに、いわゆる「おりこう」な子どもたちをほとんど描いていないテキスト、「おりこうあっちゃん」にこそふさわしく思われる折り目正しく美しい絵で、「おりこう」でない子どもたちをつぎつぎと描いているイラスト・・・この小気味よい裏切りと、間接的で、読み手の心を直接的に問いただすような「そんなこ いないか」のよびかけで、強く、深く、鮮やかに、心に刻まれる絵本。 そのイラストの愛らしさ、色使いの美しさ、フォルムのまろやかさ、バランスの鮮やかさは、当時から完成されていたものなのですね。 |
★画家の鈴木悦郎先生と版元の許可を得て画像を掲載しています。無断転載等はどうぞご遠慮くださいませ。
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